2mでPD240W対応、¥2,510の会議室用ケーブルは”買い”だったか
会社の会議室には、たいてい電源タップが置いてある。ただし、自分の席の近くにあるとは限らない。今まで使っていた1mのケーブルだと、座る場所によっては届かないことが結構あった。
それで買ったのが、CIOのスパイラルケーブル。¥2,510だった。
スペックはUSB-C to C、PD240W対応、480Mbps、マグネット吸着、形状記憶、2m、ライトブラック。僕が欲しかったのは、要するに「長さ」だ。
結論:会議室の”電源タップ届かない問題”は、2mケーブルで解決した
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Toggle1mで足りないなら2mにする。単純な話だけど、これでちゃんと解決した。多少席が遠くても、届かなくて充電を諦める、ということがなくなった。
買ったときには考えていなかった使い方もあった。同じ会議に出ていた同僚に、そのまま貸せる。2mあると、自分の手元から相手の席まで届く。「充電切れそうなんだよね」と言われたときに、わざわざ席を立ってもらう必要がない。1mだったら「電源タップの近くに移動して」と言うしかなかった場面だ。
ケーブルの長さは自分のためだけのものだと思っていたけれど、共有スペースで使うなら、手を伸ばせる範囲が広いこと自体に意味があるのだと気づいた。
電源タップが近いときの、さっとまとめられる感動 🔌
2mだと、電源タップが近い席では逆に長すぎて余る。そこで役に立つのが、マグネット吸着と形状記憶だ。余った分をくるっとまとめれば、その場に合った長さになる。机の上でケーブルがだらんと余らない。これは正直、感動した。
コイル状にまとまってくれるので、カバンの中でもかさばらずに収納できるのも地味にありがたい。
充電速度は、まだ検証できていない
PD240Wの急速充電については、まだ試せていない。240Wを出せる充電器を僕が持っていないからだ。だからここは「公式スペックではPD240W・480Mbps対応」という話にとどめておく。充電器を用意できたら、実際の速度を追記するつもりだ。
「240W対応」は、たぶんあなたには要らない
ここは買ってから調べ直して分かったことなので、正確に書いておく。
240Wという数字は、ほとんどの人にとって過剰だ。USB PDで実際に必要になるW数は、機器によってだいたい決まっている。
| 機器 | 必要なW数の目安 |
|---|---|
| スマートフォン | 20〜30W |
| タブレット | 20〜45W |
| モバイル向けノートPC | 45〜65W |
| 高性能なノートPC | 96〜140W |
僕がこのケーブルで充電しているのは会社のノートPCだが、それでも240Wは使い切っていない。240Wが必要になるのは、大型のゲーミングノートなど、かなり限られた機器だ。
とはいえ、W数の上限が高いこと自体に害はない。上限が高いケーブルを低出力で使っても問題は起きない。「240Wだから速く充電できる」のではなく、速度を決めるのは充電器と機器のほうだと理解しておけばいい。手持ちの充電器が65Wなら、ケーブルが何W対応でも65Wまでしか出ない。
480Mbpsの意味。これは充電用のケーブルだ
スペック表の「480Mbps」は、見落とすと後悔しやすい数字だと思う。
480MbpsはUSB 2.0と同じ速度だ。つまりこのケーブルは、大容量のデータを速く送る用途には向いていない。さらに重要なのは、USB 2.0のケーブルには映像出力に必要な配線が入っていないということだ。
具体的には、次のような使い方はできないと考えたほうがいい。
- ノートPCと外部モニターをつないで画面を映す(DisplayPort Alt Mode)
- 外付けSSDから大量の写真や動画を高速に読み書きする
会議室でノートPCをプロジェクターにつなぐつもりでこのケーブルを持っていくと、電源は取れるのに画面は映らない、ということになる。僕はこのケーブルを充電専用と割り切っているので困っていないが、1本で兼用するつもりの人は注意してほしい。
USB-Cケーブルを買うとき、見るべき3つの数字
今回の反省も込めて、選ぶときの確認事項を整理しておく。パッケージや商品ページで、この3つを見れば大きく外さない。
- 長さ:使う場所で決まる。会議室のように席が固定されないなら2m、自席なら1mで足りる
- W数(PD対応):手持ちの充電器のW数を超えていれば十分。240Wである必要はほとんどない
- データ転送速度:480Mbpsなら充電専用。映像出力や外付けSSDを使うなら、10Gbps以上や「USB4」「Thunderbolt」と書かれたものを選ぶ
3つ目がいちばん見落とされやすい。W数だけ見て選ぶと、あとで「モニターにつながらない」となりやすい。
まとめ方は「バネ」ではなく「マグネット」
スパイラルという名前から、昔の電話機のコードのようにバネで縮むものを想像するかもしれない。実際は違った。
ケーブル自体はやわらかく、勝手に縮もうとする力はかからない。形をつけたいときは、ケーブルに仕込まれたマグネットで束ねる。まとめれば 短くなり、伸ばせばそのまま2mとして使える。引っ張られる感じがないので、机の上で機器が引きずられることもない。
この方式の利点は、長さを自分で決められることだ。バネ式だと張力との戦いになるが、これは束ねる位置を変えるだけで済む。電源タップが近い席では短く、遠い席では伸ばす。同じケーブルで両方に対応できる。
カバンの中でも、まとめておけば絡まらない。ケーブルが暴れるのが嫌でポーチに入れていたが、これは必要なくなった。
まとめ
- 会議室の”電源タップが近くにあるとは限らない問題”は、1mを2mにするだけで解決した
- マグネット吸着+形状記憶で、その場に合った長さにさっとまとめられるのが便利
- 充電速度(PD240W)はまだ未検証。高出力充電器を試したら追記する
- 240Wという数字は大半の人には過剰。速度を決めるのは充電器と機器のほう
- 480Mbps=USB 2.0相当なので、映像出力や高速データ転送には使えない。充電専用と考える
で、¥2,510は”買い”だったのか。結論、買いだった。
会議室で充電を諦める場面がなくなって、僕にはそれだけで十分だった。ケーブル1本にしては安くない。でも毎日カバンに入れて毎日使うものなので、使う回数で考えれば納得している。
逆に、いつも同じ席で電源タップが手元にある人なら、1mのままで困らないと思う。席が固定されていない、電源の位置が読めない。そういう環境の人向けだ。
撮影・執筆:かず
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